Netflixで配信される新作アニメ『My Melody & Kuromi』の主題歌を星野源さんがプロデュース!
しかも歌うのはLE SSERAFIM(ルセラフィム)という豪華コラボで、SNSでも話題になっていますよね。
そんな中、アニメ『My Melody & Kuromi』脚本を担当してる“根本宗子”さんって誰?と気になっている人も多いはず。
演劇界ではすでに注目されている人物ですが、今回のコラボをきっかけに名前を知った人も多いかもしれません。

この記事では、根本宗子(ねもと しゅうこ)さんのこれまでの活動や代表作、今回のアニメとの関わりについて、やさしく&ざっくり解説していきます!
星野源×LE SSERAFIM×サンリオ!アニメ『My Melody & Kuromi』とは?
2025年7月からNetflixで世界配信される新作アニメ『My Melody & Kuromi』。
サンリオの人気キャラクター・マイメロディとクロミが主役のストップモーションアニメで、ファンの間ではすでに「かわいすぎる!」「ビジュが天才」と話題になっています。
そんなアニメの主題歌を手がけるのは、なんと星野源さん!
しかも、K-POPガールズグループ・LE SSERAFIM(ルセラフィム)に楽曲提供するという、誰もが驚くビッグコラボが実現しました。
主題歌は星野源プロデュースの「Kawaii」
タイトルは「Kawaii (Prod. Gen Hoshino)」。
星野源さんが作詞・作曲・編曲まで担当したこの楽曲は、ルセラフィムのクールな魅力と“サンリオ的かわいさ”が絶妙にミックスされた新しいスタイルの1曲です。

Xでも早速トレンド入りてたりしてたよね!

そうそう!「星野源とルセラフィムの組み合わせ最高すぎる!」「予告映像だけで尊い!」とファンの期待値も爆上がり中なんだ〜✨
アニメ『My Melody & Kuromi』ってどんな作品?
この作品は、ストップモーションアニメならではの温かみある映像と、ちょっぴり毒っ気のあるストーリーが魅力。
マイメロとクロミという対象的な2人のキャラクターが、仲良しだけどぶつかり合う日常を描きつつ、友情や成長を描く内容になっているようです。
そして、その脚本を手がけるのが根本宗子さん。
これが今、注目されている理由のひとつなんです!
根本宗子さんってどんな人?
星野源さん&LE SSERAFIMの豪華コラボに注目が集まる中、「この脚本家の名前、初めて聞いた!」という人も多いのでは?
根本宗子(ねもと しゅうこ)さんは、演劇の世界を中心に活動してきた実力派の脚本家・演出家です。
一見すると「アニメの脚本家?」と思われがちですが、じつは舞台や小説、映画など多方面で活躍している超マルチな才能の持ち主なんです。
根本宗子さんのプロフィール・経歴
名前 | 根本 宗子(ねもと しゅうこ) |
愛称 | ねもしゅー |
生年月日 | 1989年10月16日 |
出身地 | 東京都 |
職業 | 劇作家・脚本家・演出家・小説家 |
主な所属 | 劇団「月刊 根本宗子」主宰 |
活動開始年 | 2009年(劇団旗揚げ時) |
主な活動分野 | 演劇・映画・アニメ脚本・ラジオ・小説・音楽制作など |
2009年、19歳のときに自身の劇団「月刊『根本宗子』」を立ち上げ、脚本・演出・主演までを一人でこなすスタイルで演劇界に登場。
女性の日常や心の機微を描く独自の視点が高く評価され、徐々に注目を集めました。
その後は演劇にとどまらず、映画脚本や小説、ラジオ番組の企画・出演、さらには音楽やアニメ脚本まで、ジャンルを横断するマルチな活動を展開しています。
きっかけは6年間の車いす生活!?演劇との出会い
根本宗子さんは、もともとモーグル(スキー競技)選手を目指していたスポーツ少女でした。
1998年の長野オリンピックで活躍した里谷多英選手に憧れ、本格的に競技に取り組んでいたといいます。
そんな彼女に突然訪れた転機が、中学1年のとき。体育祭のリレーで転倒し、大腿骨頭を骨折。
その後、「外傷性大腿骨頭壊死症」を患い、中学から高校までの約6年間、車いすでの生活を余儀なくされます。
その体験について、本人はこんなふうに語っています。
「車椅子ということで、物理的に他人より低い位置から物を見ていたので、冷静な子どもになっていったように思います。冷静に物事を見るしかない瞬間もあったし、ちょっとみんなとは違う目線を持つようにもなり、観察するのが好きな子になりました」
― telling(朝日新聞デジタル)インタビューより
その「ちょっとみんなとは違う目線」が、やがて脚本家としての観察眼へとつながっていきます。
ちょうどそのころ観たのが、星野源さんも所属する劇団・大人計画の舞台『ニンゲン御破算』。
のちに根本宗子さんが演劇に深くのめり込む大きなきっかけになりました。
その後、車いす生活が続く中でも、年間100本以上の舞台を観劇していたそうです。
やがて、「自分の言葉で物語を作って、誰かに届けてみたい」と思うようになり、演劇の世界へ足を踏み出していきました。
旗揚げ劇団「月刊根本宗子」の活動もすごい
根本宗子さんが主宰する、劇団「月刊『根本宗子』」は、女性のリアルな心情や、日常の中の違和感をテーマにした舞台作品で多くの支持を集めています。
独特のユーモアと毒っ気のある台詞回しが特徴で、「観終わったあとにズシンとくる」「自分の中の何かをえぐられるような感覚」と語るファンも多数。
どんな作品を手がけてきたの?
舞台の世界で頭角を現した根本宗子さん。
その後も、ジャンルの枠を超えてさまざまな作品に関わってきました。
ここでは、彼女がこれまで手がけてきた代表的な作品をジャンル別にざっくり紹介していきます!
演劇の代表作・受賞歴まとめ
根本さんの代表作は、観る人の心にじんわりと残る作品ばかり。
セリフのテンポ感や感情のリアルさに定評があり、特に“女性の生きづらさ”や“日常の違和感”を繊細に描く作風が特徴です。
主な代表作
- 『ねもしすたぁ』(2015年)
- 『もっと超越した所へ。』(2015年)
- 『今、出来る、精一杯。』(2013年)
- 『皆、シンデレラがやりたい』(2017年)
※バッカーズ演劇奨励賞を受賞(2018年)
実績内容 | 補足 |
---|---|
バッカーズ演劇奨励賞(2018年) | 『皆、シンデレラがやりたい』にて受賞 |
岸田國士戯曲賞にノミネート多数 | 正式受賞はまだだが注目度の高さを示す |
北京国際映画祭 最優秀脚本賞受賞(2025年) | 『アット・ザ・ベンチ』での脚本担当 |
フェスティバルや公演で高評価多数 | 地方・海外含む幅広い公演で評価 |
小説・映画・ラジオなどマルチな活躍
📖 小説
『今、出来る、精一杯。』(2022年発売)
→ 自身の舞台作品を小説として書き下ろした一冊。演劇とはまた違った表現が話題に。
🎬 映画脚本
オムニバス映画『アット・ザ・ベンチ』
→ 2025年の北京国際映画祭フォワード・フューチャー部門で最優秀脚本賞を受賞し、海外からも注目を集めています!
📻 ラジオ・音声コンテンツ
- ラジオ番組やポッドキャストにゲスト出演多数
- 自身で企画・構成を担当する番組もあり
- “話す”表現にも強く、幅広い表現力を発揮
なぜ今回のアニメ脚本に抜擢されたの?
Netflixの新作ストップモーションアニメ『My Melody & Kuromi』で脚本を担当する根本宗子さん。
「なんで演劇出身の彼女が、サンリオアニメの脚本に?」と不思議に思う人もいるかもしれません。
でも実は、根本さんのこれまでの作風や表現スタイルが、今回のアニメとめちゃくちゃ相性が良いんです。
根本さんの作風とアニメの世界観の親和性
根本宗子さんの脚本は、ちょっとシュールでリアル、マイメロの。
人間関係の“ズレ”や“さみしさ”を描くのが得意で、観終わったあとにじんわり心に残るものがあるんです。

一方、今回のアニメ『My Melody & Kuromi』は、見た目はかわいいけれど、実はブラックユーモアや毒っ気もあるストーリー。
まさに、根本さんの作風がそのままフィットする世界観なんだよ〜!
星野源さんのラジオをずっと聴いてた?“好き”がつなぐ脚本家と主題歌
実はこの『My Melody & Kuromi』、脚本を手がける根本宗子さんと、主題歌のプロデュースを担当する星野源さんには、ちょっとした“縁”があるんです。
根本さんは、もともと星野源さんのファンであり、さらに星野源さん所属する劇団「大人計画」が好きでお芝居を始めたと公言しています。
星野さんがパーソナリティを務めるラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』を初回から欠かさず聴いていたとも語られていました。
2021年には、その「星野ブロードウェイ」の脚本を担当し、番組にもゲスト出演。
「ずっと聴いていたあのラジオの世界に、自分の書いた物語が流れる」という経験に、ファンとしての熱い思いがにじんでいました。

今回の「My Melody & Kuromi」アニメの制作発表にファンは胸アツだよね…!
一方、星野源さんも過去のインタビューやラジオなどで、「サンリオキャラの中ではクロミが好き」と発言していたことがあり、今回のアニメ作品への関わりに自然な流れを感じてしまいます。
つまり今回の作品は、
根本さん→星野さんファン/星野さん→クロミファン
という“好き”が重なった奇跡のようなタッグなんです!
この背景を知ると、アニメのストーリーや音楽に込められた想いが、より深く感じられそうですね。
演劇からアニメ脚本へ。クリエイターとしての広がり
ここ数年、根本さんは舞台に限らず、小説、ラジオ、映画脚本と“物語を伝えるフィールド”をどんどん広げてきました。
その流れの中で、彼女の世界観と『My Melody & Kuromi』が絶妙にマッチして今回の起用に至ったのではないかと考えられます。

アニメやサンリオという「一見キラキラかわいい世界」の中に、ちょっぴりビターな大人の感情を混ぜられるのは、根本宗子さんならではかもしれませんね!
まとめ|演劇からNetflixへ。根本宗子さんの魅力とは
サンリオ×Netflix×星野源×LE SSERAFIMというビッグコラボの裏側に、
ひとりの劇作家・根本宗子さんが関わっている――それだけで、この作品が一味違うことが伝わってきますよね。
舞台からスタートし、小説や映画、そしてアニメへとフィールドを広げてきた根本さん。
その言葉と感性は、これからさらに多くの人の心に届いていくはずです。

「根本宗子って誰?」から始まった興味が、
この記事を読んで「これからも追ってみたい人かも」に変わっていたら嬉しいです!
これからも根本宗子さんの活躍に目が離せません。応援していきましょう!